こんにちは。ちゃうぽんです。
この記事を読んでいるあなたも「仕事の生産性」について考えたことがあると思います。
でも、
そもそも「生産性」って何だろう?
生産性のある仕事をしてみたい!
と、いろいろ考えちゃいますよね。
今回紹介する「イシューからはじめよ」はその生産性とは?という質問に対して、真っ向から答えてくれる読み応えのある本です。
- 生産性ってなに?
- 本当に仕事ができる人ってどういう人?
- せっかく作った資料が伝わらない
と、お悩みの方はぜひ読んでみてください。
「悩む」と「考える」は違う
この本を読んで、まず僕がズガン!と刺さったのが「悩む」と「考える」の違うということでした。
国語辞書でそれぞれの意味を調べるとこんな感じの文章が書かれてあります。
悩む=決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。
考える=知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
しかし、この本ではこの2つの言葉を以下のように定義しています。
悩む=答えが出ないという前提のもとに、「考えるフリ」をすること
考える=答えが出るという前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
どうでしょう。
僕はこの言葉を読んでから、なるべく悩むのをやめようと決心しました。
僕は仕事人として様々な職場で様々な方と出会いましたが、「仕事できないなぁ…」って思う人って、もしかしたらこの「悩んでいる人」なのかなと感じましたね。
もちろん、本人からしてみれば考えているとは思いますが、答えの出ないことについて何とか答えを出そうと考えているから正直時間のムダなんですよね。
答の無いものはどう頑張っても答えはでないんだから、さっさと見切りをつけるしかないんです。
仕事をこなすだけでは仕事はできるようにならない
また、序章では普通であれば成果のでそうな考えを真っ向から切り捨てています。
それが「犬の道を進むな」という考えです。
「労働量によって上にいき、左回りで右上に到達しよう」というこのアプローチを僕は「犬の道」と呼んでいる。
カンタンに言うと、
目の前にある仕事を一生懸命こなすことによって仕事ができるようになろう
ってことなんですが、著者はこの考えを真っ向から切り捨てています。
というのは、著者は今僕らが抱えている仕事の中で本当にやらなきゃいけない仕事はごくわずかであって、その仕事を見極め、こなせるようにならない限りは仕事ができるようにはならないという考えだからです
たしかに、僕の職場でも一つ一つの問い合わせを手早く対応するメンバーがいます。
こういう人って、一見仕事ができるように思えますよね?
しかし、僕のようなヘルプデスクやカスタマーサポートって目の前にある問い合わせをこなすのは仕事の一部にしか過ぎないのです。
本来はその問い合わせの中から、ユーザーは
- なにを悩んでいるのか
- なにを望んでいるのか
を見極めて、それらを解決するのが仕事だと僕は考えています。
もし、そのユーザーの悩みや要望を解決できたら、そもそもその問合せ自体無くなるからです。
目の前にある1つの問合せをこなすよりも、多くの問合せから要望や悩みを見極めて対策をし、事前に100の問合せを封じることができたら、後者の方が生産的ですよね。
まとめ
というわけで、今日は「イシューからはじめよ」のさわりだけ紹介しました。
最近だと、Kindle UnlimitedやAudibleで、読んだり聴くことができます。
どちらも30日間無料で試せますので、この機会にぜひ一度読んでみてください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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